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【 院長コラム - 15 : 小児歯科について】
虫歯や歯並び、治療について、子どもならではの気を付けるべき点

COLUMN VOL.015

  • 小児歯科
  • 子ども
  • 虫歯

お子さんのお口について、健診時に歯科医師がどのあたりを注目しているかという点と子どもならではの気を付けるべき点について、お話ししたいと思います。

1.子どもの虫歯と食生活

乳歯の虫歯については、食生活との関連が重要です。味覚は3歳くらいまでに確立されると言われています。その間に、いろいろな味を経験する事が大切です。特に甘いものばかりを食べたり飲んだりすると、将来その比率が多くなり虫歯が多発する原因となります。歯を観察して頂き、つやがなく表面が粗造になっている場合は、虫歯の前兆ですので注意が必要です。フッ素は効果がありますが、もちろん日々のケアが大切なのは言うまでもありません。

2.子どもの歯並びと習癖

歯並びは、指しゃぶりなどの習癖とも関連があります。指しゃぶりが続いていると、前歯が咬まなくなり、その隙間に舌をあてて飲みこむ習性になります。将来矯正で歯並びを直しても、この習性が続くと後戻りが起きやすくなります。また、矯正開始の時期ですが、一般的には永久歯がすべて揃ったころすなわち小学校高学年と言われていますが、顎の骨に問題ある歯並びや遺伝による不正咬合は早期に矯正医に相談されることをお勧めします。

3.いきなり治療をする前に

歯科治療に慣れていないお子さんは、トレーニングが必要な場合もあります。いきなり当日治療をするのではなく、治療に使用する器具を説明して見てもらい、あるいは触ってもらって慣れてもらいます。また、飲食の取り方(だらだらと食べたり飲んだりしないことなど)、虫歯になりやすい食べもの飲み物などの説明やアドバイスも行います。

4.お子さんの歯科定期健診

最後に、お子さんは日々成長します。それに伴って口腔内も変化します。また乳歯の虫歯は進行が早く、痛みを経験すると今後歯科受診を嫌がる原因となります。ぜひ、歯科治療に慣れることも大事ですので定期健診をお勧めします。

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小児歯科の診療についてはこちらもご参照ください。

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