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【 院長コラム - 14 : 「口内炎」?それとも「口腔癌」?】
「口腔癌」の特徴を知って、早期発見、早期治療へ

COLUMN VOL.014

  • 口内炎
  • 口腔癌

最近マスコミ等で、口腔癌が話題に取り上げられています。

口腔の舌、頬粘膜、歯肉などの組織には「上皮」があります。その上皮が何らかの原因で喪失し、その下部の結合組織が露出して炎症を起こしている状態が「口内炎」です。

上皮を喪失しているため刺激物が口の中に入るとしみる症状があります。その症状の治癒には2週間ほどかかります。

この上皮を構成している細胞に、何らかの原因で変化が生じて、前癌病変となりやがて癌化していきます。その原因としては、粘膜を刺激するような虫歯などで崩壊した歯・詰め物・被せ物・義歯などが挙げられます。

「口腔癌」の特徴は、周りの粘膜との境界が不明瞭、見た目が汚い、2週間経過しても治癒しないなどです。口内炎だと思っていて、2週間以上長引いている場合は、他の病気が疑われるケースもありますので、注意が必要です。

いずれにしても、早期発見早期治療が一番です。ささやかなことでも、何か気になる点がありましたら、お早めに歯科の受診し、医師にご相談ください。

その他にも、歯や口腔にまつわるご不安なことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

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